セットアップ情報ファイルの作成方法

1999/12/25
 Workgroup Connectionのインストール時にネットワークドライバを認識させるには、「Network.inf」または「oemsetup.inf」というセットアップ情報ファイルが必要である。普通はネットワークドライバと共に添付されているのだろうが、私の経験では3つのうち2つも添付されていなかった。大変困惑したが、以下のような方法で自力で作成することができたので紹介しておこう。

 自力で作成したとは言っても、単に添付れていたLaneedのものを参考に書き換えただけである。まずその参考にしたLannedのoemsetup.infを見てみよう。

[Laneedのoemsetup.infの内容]
[netcard]
ibm$ETHER="Laneed LD-PCI/LD-100AN Ethernet Adapter",0,ndis,ethernet,real,ibm$ETHER,ibm$ETHER_nif

;
; Install Sections
;
; Laneed LD-PCI/LD-100AN Ethernet Adapter

[ibm$ETHER]
devdir= 1:LDPCI.dos
device=LDPCI.dos,@devdir\LDPCI.dos

[ibm$ETHER_nif]
drivername=LDPCI$
param=SLOT,"Slot number",int,"1,16,1",1
param=SIA_MODE,"Sia Mode",text,"TP,BNC,TP_FULL_DUPLEX,AUTOSENSE","AUTOSENSE"
param=DATA_RATE,"Data Rate",text,"MB10,MB100",

 コメント部分(;で始まる行)はいいとしても、それ以外でどこを書き換えればいいのか。まずはドライバ名である「LDPCI.dos」という記述が随所にあるが、これを悉くこれからインストールしようとするドライバ名に変更する必要は当然あるだろう。ダブルクォートで囲まれた部分もラベルに過ぎないとは思われるが、一応それなりのものに変えるべきだろう。

 問題は下の方の[imb$ETHER_nif]セクションにある「param」というエントリだ。本来ここにはこのドライバに設定するパラメータを記述するのだろうが、どう書けばいいか分からない。添付されたReadme.txtなどから記述方法が分かればそれを記述すればいいだろう。ただパラメータがない場合でも、大抵はデフォルトで動作すると考えれるので、何も記述しないでもいいかもしれない。

 そこで私の場合、以下のようなoemsetup.infを作ってみた。

[PCIのoemsetup.infの内容]
[netcard]
ibm$ETHER="FNW-3700 PCMCIA Fast Ethernet Adapter",0,ndis,ethernet,real,ibm$ETHER,ibm$ETHER_nif

;
; Install Sections
;
; FNW-3700 PCMCIA Fast Ethernet Adapter

[ibm$ETHER]
devdir= 1:LE120.dos
device=LE120.dos,@devdir\LE120.dos

[ibm$ETHER_nif]
drivername=LE120$

 赤い部分が全てドライバ名を書き換えた部分で、青の部分はコメントやラベルだが一応書き換えたものだ。単純な書き換えに過ぎないが、これでインストール時にちゃんとドライバを認識してくれて、無事インストールを完了させることができ、動作も特に問題なくいっている。

 あらゆる場面で有効なのかは、私も1度しか試してないので分からないが、もしoemsetup.infが無いためにインストールが完了しないようなら試してみる価値はあるだろう。


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